蝉川泰果が「海を渡る日」…史上最年少で国内メジャー3冠達成、松山英樹の後釜に名乗り
【BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ】最終日
ファンが望んでいるのは「海外」だろう。
BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ最終日(茨城・宍戸ヒルズCC西Cコース=7430ヤード・パー71)は、通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(32)と蝉川泰果(24)がプレーオフへ入り、1ホール目でバーディーを奪った蝉川が優勝。通算5勝目となった。
蝉川は2022年「日本オープン」、23年「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に続く、国内メジャー3冠を達成。今後は2月に骨折した肋骨のリハビリなどで8月までツアーを欠場するそうだが、復帰後は「今年の2勝目を狙い、賞金王の争いができたらいいと思います」と語った。
今大会の舞台は国内メジャーだけあって、アップダウンに長いラフ、硬くて速いグリーンが毎年選手を苦しめる。そこで蝉川、堀川、米澤蓮(25)の最終組3人の優勝争いは見応えがあった。18番(467ヤード・パー4)で行われたプレーオフ1ホール目の第2打、左バンカーのつま先下がりのライからピンまで174ヤードを7番アイアンで左上1.8メートルにつけてバーディー。勝負を決めた蝉川のプレーは、これぞプロという一打だった。